寄せ墓;その後

昨年、35あったご先祖の墓石を寄せて、ご先祖墓と供養塔を建立した。

その結果、何よりもお墓掃除が、大変楽になった。

花枝も水もこれまでよりずっと少なくて済む。(お供え物等も…)

ご先祖様には申し訳ないが、老いの身にはありがたい!

      梅の香や庭の日陰にシイタケが   (つづく)

 

 

 

後五百歳中廣宣流布

日蓮大聖人様の大上人御誕生から、聖人御入滅までの十五の絵図の掛軸を

修復した。後五百歳中廣宣流布と書かれている。

ご先祖が大切にしていたものと思われるが、傷みがひどいので修復した。

出来上がりは素晴らしく、品のいい作品である。

床の間に掛けて、眺める。手を合わせながら・・・。

年代はいつ頃のものであろうか?

      朝日受けスズメ騒がし稲刈りの音    (つづく)

写経

ご先祖墓と供養塔を建立することにした。

ご先祖様への感謝の念は深いものがあるが、また、「申し訳ない」という

お詫びの気持ちもまた強い。そのため、写経をしてお供えし、その気持ちを

お供えすることにした。私は首題千三百部を、妻は写経五巻を完成した。

視力低下のためルーぺを片手に、お題目を唱えながら書いた。

      盆過ぎてユリの花咲く庭にせみ     (つづく)

 

今年もツクシを食べた

近くの河原へ野ウドを採りに行ったら、ツクシも出ていた。

同時に採れることは近年なかった。

妻が調理し、食した。おいしかった。

今年も、例年の行事をすることができた。

春の香りがする温かい、おだやかな一日であった。

      川の音妻と二人でツクシ採る     (つづく)

学習と教育と人工知能

人工知能は発展途上であるが、すでに色々な分野で利用されてきている。

学習と教育に関する関係者は、待つのではなく、積極的に、利用方法を

研究するべきだ、と思う。

地球上でただ一人しかいない、個人個人を生かすために。

      落葉焼き落葉の下にフキノトウ      (つづく)

空手を持つ

武道の空手ではない。「空手を持たない」とは、仕事をするとき、無駄のない動きを

することを表している。

しかし、この歳になると「空手を持つ」ことの大切さを思う。

例えば、一度でできることを、二度三度でするのである。

運動不足を解消できるのである。

これは決してボケ老人の言い訳ではない!!

      雪降れど梅のふくらみ春近し           (つづく)