鮎を手づかみ!!;おじいちゃんの話 その3

「鮎の瀬掴み」のことである。

おじいちゃんの話によると、お客様が来られたら、「ちょっと待って!」と言って

近くの川の瀬で、川下に向いて、両手を瀬に入れて、瞬く間に、鮎を手づかみにして

きた、という。

当時は川が豊かであったということか。今は鮎はほとんど獲れない。

    魚影なく鵜の影多し水面かな

    霜柱凍える先に梅二輪            (つづく)